切磋琢磨とは本来どんな意味?適切な使い方や英語で言い換えるとどうなるの?

昨日のオリンピックの解説で
切磋琢磨(せっさたくま)しながら
努力してきたんですねぇ―。」
というコメントがTVから流れてきました。

お互い高めあいながらなんてことはうっすらわかるんですが、

切磋って何?
琢磨ってどういう状態なの?
切磋琢磨って本来どんな事を指しているのだろう。

と余りよく知りません。
何かあまりお目にかからない漢字も含まれています。

でもよく考えると、何かのたとえでしょうけれど
今一難しいです。

そこで、色々と調べてきましたので早速見ていきましょう。
最初は、意味から見ていきましょう。

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意味

切磋琢磨(せっさたくま)の意味は次のようになります。

  • 人格や学問などより一層磨き上げる事。
  • 友人同士や兄弟など人間関係の近いもの同士が
    互いに励ましあい競争しあってともに向上する事
  • そうだったんですねぇー!!
    複数の人たちの中でお互いに高めあう事を指した言葉だったんですねー。

    ということは一人で高める時には使わない言葉という事ですが
    本当にそうなのでしょうか?

    疑問が残ります。
    この辺りは、もう少し言葉の意味をよく理解してから再度確認しましょう。

    でも切磋琢磨という漢字自体はどう分割して又一つ一つにはどんな意味があるのでしょうか。

    一つ一つ漢字の意味を見ていきましょう。

    切磋琢磨の漢字の意味

    先ず切磋琢磨の「」ですがこの漢字には次のような意味があります。

    獣の角や骨を切り刻む事

    切磋琢磨の「」ですが、
    これは、次のような意味になります。

    獣の骨や角を研ぐこと

    切磋琢磨の「」とはこのような意味になります。

    玉や石を打ちたたくこと

    残りの「」とは文字通りですが、次のような意味になります。

    磨き上げる事

    では、この切磋琢磨の由来はどこにあるのでしょうか。

    由来

    切磋琢磨」の由来を見ていくためには、論語を見る必要があります。
    実は論語の中に、次のような一文があります。

    (子貢曰)「詩云、『如切如磋如琢如磨』、其斯之謂興」。

    書き下ろすと、次のような文です。

    (子貢曰く)「詩に云ふ、
    切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し
    とは、其(そ)れ斯(これ)を之(こ)れ謂(い)ふか」と。

    これは現代語に訳すると、次のようになります。

    (子貢曰く)
    「『詩経』の詩に、『骨や象牙や玉や石に切磋琢磨するように、
    いやがうえにも、学問、修養にはげむ
    』とありますが、
    実にこのことを言っているのですね」と。

    つまり、論語より前の「詩経」の中に出てくる一文です。

    なるほどぉ!!

    またまた出ました!!
    『詩経』!!

    「詩経」ですが、古い書物だけあった色んな熟語が出展されていますね。

    切磋琢磨」とは

    元々は、細工師の技巧を尽くして象牙や角を削り磨き上げて宝飾品を作り上げたことになぞらえて、衛の君主であった武功をたたえた詩になります。

    それが先ほど論語に出てきた
    切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し
    になるのです。

    そうだったのかぁ!!「切磋琢磨」!!

    言葉としては、
    お互い磨きあったりして高めあう事
    一人でも、道徳や学問などに向き合って磨き高める事
    この二つとも指しているのですね。

    ではこれまで見てきたことを踏まえて
    使い方を見ていきましょう。

    使い方

    まずは例文を見ていきましょう。

    まずこちらの仲間と切磋琢磨し合うなんてことをしてはいられない。
    そんなこといってたら、まず自分の人格を完璧にすることからはじめなくてはならん。
    山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用

    「元気でやれ」「頑張れよ」「おまえらもな」列車と地上で声をかけ合いながら別れを惜しむ。
    おもえば共に大陸の土になろうと決心して日本を出てから今日まで切磋琢磨し合ってきた仲間である。
    これが今生の別れとなるかもしれない。
    森村誠一『新・人間の証明(下)』より引用

    日常で使うなら、次のようになります。

  • 共に切磋琢磨し続けた仲間なので、卒業後も気になっている。
  • 毎日切磋琢磨し続けることが一番の成長の近道だ。
  • いかがでしょうか。高めあうという所を意識して使うと、
    自然な感じに使えると思います。

    では、言い換えるとどんな類語になるのでしょうか。
    また英語に言い換えるとどんな表現になるのでしょうか。

    この辺りを見ていきましょう。

    類語・英訳

    類語

    まずは切磋琢磨の類語を見ていきましょう。

    次のような4字熟語が、切磋琢磨の類語に当たります。

  • 蛍雪之功
  • 臥薪嘗胆
  • 粉骨砕身
  • いかがでしょうか。
    次に英訳ではどう言い換えられるでしょう。

    英訳

    英語では、
    切磋琢磨は、どういう言葉に置きいい換えるかというと
    高めあう
    とか
    努力して高める
    という意味に言い換えて考えます。

  • work hard
  • work hard together
  • と使うといいでしょう。

    いかがでしたか?
    普段よく使われたり、スポーツなどの世界でもよくつかわれる
    言葉ですが、深い意味があったと思いませんか。

    ではまとめていきましょう。

    まとめ

    今回は、切磋琢磨について調べてきました。

    意味も4字熟語以外に漢字自体の持つ意味も調べていきましたね。
    由来も論語や詩経という古い中国からの言葉であることが解りました。

    類語や英訳も見ていきましたが
    英語では、work hard という言いかえがいろいろなところで
    見た気がします。

    お互い高め合う事が出来る仲間がいることはありがたいものです。

    年をとってもそんな間柄で入れることは素晴らしいことではないでしょうか。

    私もこのブログを通じていろんな方と高めあえたらと思っています。

    最後までありがとうございました。

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