忖度(そんたく)の正しい意味は?斟酌とどう違う?類語や英訳・由来もチェック!

今年もあとわずかですが、色んな言葉が今年も流行語になりましたね。

その中でも、とりわけ最初わかりにくかったのがこの言葉では無いでしょうか

忖度(そんたく)!!
 
外国の方々にこの言葉伝わるんでしょうか。

英語だとどうなるのでしょうか。

どんな意味なのでしょうか。

どんな時に使うんでしょうか。

斟酌(しんしゃく)とはどう違うのでしょうか。

何か気配りのような意味合いだったと思うんですが

普通の気配りと何が違うんでしょうか。
 
今年まであまり表立った活躍のなかったこの忖度

今回色々調べてきました!!

まずは意味から見ていきましょう。

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意味

忖度の意味は、実は次のような意味があります。

  • 他人の心情を推しはかること。
  • おしはかって、相手に配慮する事
  • なるほど!!

    コチラから相手がこう思っているんだろうなと推測する事が、
    どうやら元々の意味だったようですね。

    そこから、その推測だけに留まらず、相手へ配慮をする事となったようですね。

    漢字を分けて意味を探ってみると、

    」の右側の「寸」には、
    指をそっと揃えた長さを意味していて
    長さを測るという意味があります。

    又「度」いう文字にも測るという意味を持っており、
    両方で、 正に「相手の心を推し量る」という意味を持つ言葉になりました。

    では、特に今年は、政治の場面で良く用いられた忖度ですが、
    元々の由来は、どんなところから来たのでしょうか。

    由来

    忖度の由来は、中国の古い文献の中の一つである詩経の巧言の中に
    次のように書かれています。

    原文

    原文は次のようになります。

    奕奕寢廟、君子作之。
    秩秩大猷、聖人莫之。
    他人有心、予忖度之。
    躍躍毚兔、遇犬獲之。

    書き下ろしは、次のようになります。

    書き下ろし
    奕奕(えきえき)たる寝廟しんべう、君子之(これ)を作る
    秩秩(ちつちつ)たる大猷たいいう、
    聖人之(これ)を莫(は)かる。
    他人心(こころ)有(あ)り、予(われ)之(これ)を忖度す。
    躍躍(てきてき)たる毚兔(ざん)と、犬に遇(あひ)て之(これ)を獲えらる。
    現代語訳

    現代語訳は次のようになります。

    大いなるみたまやは、君子が作った。
    秩序だった大道は、聖人が定めた。
    他の人に(よこしまな)心があれば、私はそれを推しはかる。
    すばしっこくとびまわるずるがしこいうさぎは、
    犬に出会って捕らえられる。

    詩経・小雅・巧言

    なるほどぉ!!
    この話が語源だったんですね!!

    でも兎が出てくるとは、なんか驚きですね!
    ずるがしこさとすばしっこさを表す動物として
    扱われているんですね。

    よーくわかりました。

    でも、英語でよく似たニュアンスの言葉はあるんでしょうか。
    気になりませんか?

    調べてきましたので、見ていきましょう。

    英訳

    実は英語では次のようになります。

    英語では、次のような単語があります。

  • guess
  • とか
    少し形式ばった表現では

  • surmise
  • になりますね。

    どちらも推し量るという意味を持っています。

    日本語の類語ではいかがでしょう。

    類語

    忖度するの類語としては、次のような言葉があります。

  • 顧慮(こりょ)
  • 斟酌(しんしゃく)
  • が代表的なものになります。

    ただ、斟酌は、政治の事件でもよく使われる言葉です。
    そこで、少し調べてみました。

    斟酌と忖度の意味の違い

    斟酌の意味は、

  • 相手の事情や心情をくみ取る事
  • あれこれ照らし合わせて取捨する事
  • とあります。

    忖度と違う点は、忖度はくみ取る事とありますが

    斟酌はくみ取って何か行動に移すという点が違います。

    この点を考えて使うとよいでしょう

    では、例文を使って使い方を見ていきましょう。

    使い方

    小菅は、だまっていた。
    ほんとうに平気で言っているのかしら、と葉蔵のこころを忖度(そんたく)していた。
    葉蔵も平気で言っているのではなかったが、
    しかしそれを不自然でなく言えるほどの伎倆をもっていたのである。
    太宰治『晩年』より引用

    およそ相手の気持ちなど忖度(そんたく)するほうではない男なのに。 …
    高杉良『金融腐蝕列島(上)』より引用

    日常では、次のように使います。

  • 君が、僕の事を忖度していたとは知らなかった。
  • 今はそんな事を忖度している暇はない。
  • という風に使います。

    では、簡単にまとめていきましょう。

    まとめ

    今回は、今年よく使われた忖度について調べてきました。

    忖度自体は推し量るだけの意味でしたね。

    由来についても調べてきました。
    英語でもよく似た言葉がありましたね

    斟酌と忖度の意味の違いも簡単に見ていきました。

    使い方も例文で見ていきました。

    政治的な意味合いで使われることが多い言葉ですが
    言葉自体には罪がありません。

    日本では相手の事を推し量って
    行動することが美徳のようになっていましたが
    何事も過ぎるという事がいけないのではないでしょうか。

    最後までありがとうございました。

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