一衣帯水ってどんな関係?正しい意味は?使い方や英訳もチェック!

一衣帯水(いちいたいすい)って言う言葉を最近知りました。

何と中国と日本との関係について表した言葉らしいです。

でも、どんな意味からそのような意味で使われるようになったのか不思議です。

仲が悪いって意味でしょうか、それとも仲がいいって意味でしょうか。

よくわかりませんね。

はたまた物理的に近いって意味でしょうか。

遠いって意味でしょうか。

みなさんはどう感じますか?

例によってよくわかりません。

色々調べてまいりましたので最後までお付き合いください。

まずは言葉の意味から見ていきましょう。

スポンサーリンク

意味

一衣帯水の言葉の意味は、次のようになります。

  • 着物の一筋の帯のように、幅が細く長い川や幅が狭く陸同士が近い海峡。
  • 転じて、両者の間に一筋の細い川ほどの狭い隔たりがあるだけで、
    きわめて近接しているたとえ
  • なるほど!!

    隔たりはあるけれども、物理的な距離は近いですよ。

    という意味なんですね。

    でも、この文字の意味は、諸説あるものの

    衣帯」が、衣服の帯の意味で、細く長い事を表し、

    」の文字が、海や川を表しています。

    では次に、漢字の4字熟語では多い由来となった漢文を見てみましょう。

    由来

    この「一衣帯水」の由来の話は、李延寿という人が書いた『南史・陳後主紀』という書物に書かれています。

    一衣帯水は、その中の次のような話が由来となっています。

    白文
  • 我為百姓父母、豈可限一衣帯水、不拯之乎
  • 書き下ろし文は次のようになります。

    書き下ろし文
  • 我、百姓の父母たるに、豈(あ)に一衣帯水を限り、之(これ)を拯(すく)はざるべけんや。
  • 現代語訳では、次の通りになります。

  • 私は、民衆の親の立場にあって、どうしてあんな細い川(揚子江)で隔てられているからと言って、その民を救わないでいられようか。
  • この話の内容は、次のような話になります。

    中国が昔の南北朝時代の南朝の陳の第5代皇帝である後主が、
    あまりにも愚かな皇帝で国力が衰えて民衆が困窮しているのをみて
    北朝のその時の皇帝であった文帝が、
    南下して陳に攻め入る時にこの言葉を使いました。

    ふーん。

    困っていた人々のためという大義名分ではありますが
    隣国という近い存在を示すのはこの話からなんですね。

    では、この一衣帯水の正しい使い方を見ていきましょう。

    経済的には日本と中国は一衣帯水でかたく結ばなければならないと思います。
    現在日本経済はアメリカとの片貿易の上に立ちアメリカの特需の上に立っているのであります。
    浅沼稲次郎『浅沼稲次郎の三つの代表的演説』より引用

    四、五世紀ごろまで、文字通り大陸と日本は、一衣帯水であった。
    当時の日本は、半島における高句麗、新羅、百済の争乱を鏡のように映し出していた。
    藤村由加『人麻呂の暗号』より引用

    日常では、例えば次のように使います。

  • この川を君の国と隔てているが、一衣帯水の関係でなくてはならない。
  • という風に使います。

    では英語でも似た表現はあるのか、調べてきました。

    英訳

    一衣帯水は、英語では次のように訳されます。

  • Narrow strip of water
  • とか

  • narrow strait
  • とか表現されます。

    narrowが狭いという意味の単語で、

    strip of water で、水の帯となります。
    straitは、海峡を表しています。

    なるほどね~。

    よくわかりました。

    では今日のまとめに参りましょう。

    まとめ

    今日は、一衣帯水という言葉を調べてきました。

    隔たりはあるけれども、非常に近い位置にある
    という意味でしたね。

    由来も調べてきました。

    英語では、何か水そのものを直接表した言葉でした。

    昔の政治家の演説にも使われていたんですね。

    堅苦しい言葉でしたが、そうみると今後の東アジアの情勢の中では、
    どうしても意識しなければならない言葉の一つともいえるでしょう。

    東アジアといわず、世界中のどの国ともこのことを意識して仲良く平和に
    ならないかと思う今日この頃です。

    最後までお付き合いありがとうございました。

    スポンサーリンク

    シェアする

    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    フォローする