不俱戴天の意味は?どう読むの?由来・使い方もチェック!

ちょっと唐突ですが、不俱戴天(ふぐたいてん)という言葉って聞いた事ありませんか?
ゲームの武器じゃありません。

正しい意味由来について考えましたが、今一ピンときませんでした。
不俱戴天の「不俱」ってどういう意味なんだろう。
不俱戴天の「戴天」って天下の事?とか
全く見当もつかなかったので、いろいろ調べてみました。

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意味

不俱戴天の意味は、同じ天の下とか同じこの世には一緒にはいない、とか同じこの空の下には生かしておかない意味で、それほど深い恨みや憎しみがあること。

元々は父の仇(かたき)に使った言葉ですが、自分と同じ空の下で生きているのが許せないと感じた相手に使った事からも理解できますよね。

「不俱」は、一緒にすることができない。という意味です。
「戴天」は、同じ空の下で暮らすこと。を表します。

この二つが合わさり、この空の下で一緒にいることはできない。という意味になりました。

読み方

読み方は、俱に天を戴かず(ともにてんをいただかず)と読みます。

良く間違う例としては、「いただかず」の所を「いただけず」と読んでしまう事がありますのでご注意ください。

後、ついでですが、「不倶」を「不具」、「戴天」を「載天」と書くのは誤りなので、こちらも注意しましょう。

次に由来を見ていきましょう。

由来

先程少し話しましたが、元々の話は、こんな話です。

「父の仇は、与に共に天を戴かず。兄弟の仇は、兵に反らず。交遊の仇は、国を同じくせず
(父の仇とは共にこの世に生きることをせず、どちらかが死ぬまで闘う。
兄弟の仇には、兵器を取りに家に行かずその場ですぐ闘う。
朋友の仇とは同じ国には住まない)」礼記(らいき)・典礼上(てんれいのじょう)

本来は、父が殺されたら息子は必ずその仇を討つべきだということを言ったですが、
のちに殺しても殺し足りない相手や憎くて憎くてたまらない相手に使われるようになりました。

使い方・例文

本来ならば、先程の話の由来をくみ取って
不俱戴天の敵とか不俱戴天の仇なんていう使い方をします。

例文を見てみましょう。

武松を、か、か、飼いならすとは? あれはあなたを不倶戴天(ふぐたいてん)の敵と狙ってる男なのですよ!
山田風太郎『妖異金瓶梅』より引用

ナチ・ドイツの方をはるかに嫌っているとしたらどうか。 事実、民主主義国にとって、ナチ・ドイツこそは不倶戴天(ふぐたいてん)でもの敵だったのである。
五味川純平『御前会議』より引用

日常では、こんな風に使います。

  • 彼らにとっては、お互いが不倶戴天の敵になってしまった。
  • あいつは、僕にとって不倶戴天の敵と言える男だ
  • という使い方になります。

    改めて確認してみると、憎くて仕方がない人に対して使う事が多いですね。

    類義語・英訳

    類義語

    次に不倶戴天の類義語をみてみましょう。
    同じような言葉としてはどのような四字熟語があるのでしょうか。

    調べてみると以下のような類義語がありました。

    意趣遺恨

    どうにかしてでも晴らしたい深い恨みがある事

    憎いとか恨みの感情を強く持っているという事を不俱戴天も意趣遺恨のどちらも表していますよね。

    英訳

    では、英語ではどんなふうに訳すのでしょうか。

    英語では、mortal enemyという言葉になります。

    mortalは日本語であらわすとこうなります。

    死ぬべき運命の、とか許されざる

    という意味になります。

    enemyは敵という意味を持っていますので、

    直訳すると許されざる敵とか、死ぬべき運命にある敵と表されて不俱戴天と同義になります。

    まとめ

    いかがでしたか。

    不俱戴天には非常に憎しみが深い意味がある事が解りました。

    また由来には、憎い敵に対して何としてでも、敵討ちをすべきだという話がある事もわかりましたね。

    類語の意趣遺恨や英訳のmortal enemyもチェックしましたが、英語でもmortalというよく似た意味の単語がある事もわかりましたね。

    使い方でも不倶戴天の敵とか不俱戴天の仇という使い方も見てみました。

    今回は、少し重たい話になりましたが、非常に深い意味がある言葉でした。
    世界では同族でも隣同士戦争になる国や地域が後を絶えません。
    お互い本当に殺し合いするほど不倶戴天の敵なのでしょうか・・・。

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