以心伝心の正しい意味は?語源や使い方は?類語・英訳もチェック!!

普段の友達との会話の中で、なんか雰囲気だけで相手に言いたいことが伝わった時に、

「君とは以心伝心って感じ?」

なんてよく使いますよね。

心が伝わるのはなんとなくわかりますが、「以」はどういう意味なのでしょうか。
もとになった話や語源はどこにあるのでしょうか。

英語で言うとどんな単語になるのでしょうか。

どいうことで、今回は以心伝心について詳しくまとめました。

まずは意味から見ていきましょう。

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意味

以心伝心(いしんでんしん)の意味は、

文字や言葉を使わなくても、お互い心と心で通じ合う事

です。
元々は、仏教用語で禅宗の教えの中にある言葉になります。

語源

以心伝心は、
元々は、心を以って心に伝う(こころをもって、こころをつたう)と読みます。

禅宗の『禅源諸詮集都序ぜんげんしょせんしゅうとじょ』という古い禅宗の色々な方の教えをまとめた教典の中にある教えで、
無門関 第六則の世尊拈花(せそんてんげ)というお話の中に出てくる教え。
内容はというと、仏心や教えの真髄は文字や言葉ではなく、心を通い合わせて心でしか伝えられないという教えです。

内容

その教えをかいつまんで話すと以下のような内容になります。

お釈迦様が、とある集まりの中お花をみんなに見せられました。
ほとんどの人はぽかんとその行為を見ていた中
ただ一人カショウという人だけが、にっこりと微笑みました。
それに対してお釈迦様が、
今、私の仏心を、カショウに伝えました。」と申されました。

正に、言葉や文章ではなく心を通い合わせて仏心を伝えた、という教えになります。

使い方

いくつか例文を見ていきましょう。

お互いに話せばわかるではなくて、話さなくてもわかるという日本的な感覚によって、コミュニケーションが行なわれてきたのです。 日本の政治家は、いまでも腹芸とか以心伝心といった伝達方法をよしとします。 要するに論理を追って相手を説得する、あるいは相手を感動させることばをつらねて、一般の国民に訴える修辞学とか雄弁術というようなものを、日本人は重んじないのです。 石田英一郎『日本文化論』より引用

顔を合わせずとも、相手の人物は読める。 武将同士のそれは以心伝心とも言える不可思議な感覚であった。 咲村観『上杉謙信人の巻』より引用

日常の会話で使う場合は、冒頭にあった文のほかにも、以下のような文章になります。

  • 長年の付き合いで君の言いたいことは、以心伝心でわかるよ。
  • あの得点は、普段の練習の賜物か以心伝心で彼のパスを出す場所がなんとなく解りました
  • というように、アイコンタクトとか何も言わずとも相手に通じたときに使うといいですね!

    類語・英訳

    類語

    類語には、以下の言葉があげられます。

  • 教外別伝(きょうげべつでん)
    これも悟りとは言葉や文字で伝えられるものではなく、直接心から心へと伝えるものという意味です。
  • 拈華微笑(ねんげびしょう)
    これは先ほどのお釈迦様の話のことを表していますが、その故事から心から心へ伝わる事も表します。
  • 英訳

    英語で言うとどうなる?

    以心伝心を英語で言いたい場合、どんな言葉があるでしょうか。

    一番しっくりくるのは、”telepathy“ですね。

    日本語でテレパシーというと、相手の心を読み取るといったニュアンスがありますが、ここでは超能力ではなく、話をしなくても意思疎通ができてしまうという意味になります。

    海外の人に以心伝心の意味を聞かれたら、離さなくても意思疎通ができることだと伝えた後、

    “like telepathy”

    と付け加えると、”Wow! I see!”ときっと理解してくれますよ。

    まとめ

    今回は以心伝心の意味や語源について紹介しました。

    単に心が通じるという意味のほかに、元々は、仏心が通じるという限定的な意味がある事が解りました。

    また禅宗の言葉でもあり、お釈迦様と弟子との集まりの中での教えの教授から産まれたこともわかりましたね。

    使うときは、何も言わなくてもコミュニケーションが成立して伝わった時なんかに使う事も改めて解りました。

    意外にも英語ではテレパシーという単語であらわされていることもを解りました。
    意外にも深い言葉だったことが解りました。

    しかしながら、以心伝心で物事が伝わるには、お互いが、相手に対して何を伝えたいのだろうと理解することや
    相手を理解しようとする姿勢が大事なんじゃないかと文章を書きながら感じました。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    ご参考になりましたら幸いです。

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