四面楚歌の意味は?どんな状態?由来・使い方もチェック!

四面楚歌。

しめんそか

と、読みます。

なんだか昔、小学校の授業で習ったような気もしますが、
たしか囲まれている状況を表す四字熟語だったような。

でも、漢字を見ると「歌」と入っており、
なんだか楽し気な状況でもありますよね。

元々どんな意味で、どんな状況を表したお話しなのでしょうか。

良い意味の言葉でしょうか。
あまり良い意味ではない言葉でしょうか。

ちなみに、昔は漫画にもなった有名なあの作品です!(ふるっ!!)

さて、この四面楚歌の意味とは?

さっそくみていきましょう!

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意味

まずは四面楚歌の意味を見てみましょう。

四面楚歌の意味

周りを敵に囲まれて孤立し、助けがなかったり、味方になってくれる人がないや、周囲の者が反対者ばかりであるさま。

これは、中国の故事から来ていて「史記」の「項羽紀」に記された言葉から来ています。
それでは次に、その由来となった漢文を見ていきましょう。

由来

先程にも書いた「史記」の「項羽紀」とは、楚という国の王だった項羽のお話。

一時は天下を取るものの漢の劉邦に滅ぼされてしまいます。

その中の最後の垓下の戦いで楚(そ)の項羽が四面を囲む漢軍の中に楚の歌を聞き、楚はすでに漢にくだったのかと驚きなげきました。

これは、実は漢軍の劉邦の心理戦。

項羽を取り囲んだ漢軍に楚の歌を歌わせて、もう楚は降伏したかのように思わせるための策略なのですが、既に食料も尽き、弱っていた項羽軍に応えたようです。

原文

項王軍壁垓下。
兵少食尽。
漢軍及諸侯兵、囲之数重。
夜聞漢軍四面皆楚歌、項王乃大驚曰、

「漢皆已得楚乎。
是何楚人之多也。」

書き下し文

項王の軍垓下に壁す。
兵少なく食尽く。
漢軍及び諸侯の兵、之を囲むこと数重(すうちょう)なり。
夜漢軍の四面皆楚歌するを聞き、項王乃(すなは)ち大いに驚きて曰はく、
「漢皆已(すで)に楚を得たるか。
是(こ)れ何ぞ楚人の多きや。」と。

現代語訳

項王の軍は、垓下の城壁の中に立てこもりました。
兵の数は少なく、食料も尽きてしまいました。
漢の軍勢(沛公)と(それに味方する)諸侯の兵士は、城壁を幾重にも包囲しました。
ある夜に、漢の軍勢が四方で皆、(項王の故郷である)楚の歌を歌うのを聞いて、項王は大変驚いて言いました。

「漢はすでに楚を手中におさめたのだろうか。
(漢軍の中に)なんと楚の人間が多いことか。」と。

四面楚歌の状態

今説明した状態、つまり周りを敵で囲まれている状態で、逃げ場もなく味方もいない状態
四面楚歌の状態と言えます。

類語

類語としては、孤立無援があげられます。
この意味は、頼るものがなく、ひとりぼっちで助けがない様子を言います。

使い方

もちろん私が学会で四面楚歌だったことも、みんな知っていた。<西澤潤一・独創は闘いにあり>

室町将軍足利義昭は信長と完全敵対し、それに呼応した朝倉、浅井、本願寺、近江の土豪と河内の三好義継、大和の松永久秀が同盟して織田家を裏切っていた。 京を維持しようとしていた信長にとって、四面楚歌の状況であった。 そんな時、京で室町将軍と対決していた信長は、吉田神社の神官吉田兼和を知恩院に呼んだのである。 茶屋二郎『遠く永い夢(上)-本能寺 信長謀殺の真実-』より引用

日常会話では、以下のような使い方ができます。

  • 今のチームでは戦術の意見が僕と監督とは違う。監督派の多いコーチ陣の中で僕は四面楚歌の状態だ。
  • この班の中では、私は四面楚歌の状態です。

  • あまり良い周囲とうまくいっておらず相手とは相いれないような状態のときに使う言葉になります。

    まとめ

    今回は、四面楚歌について調べました。

    先日調べた捲土重来を図って逃げていれば、このようなこともなかったかもしれません。
    今回調べた史記の中にはいろいろな故事が記されています。

    日本でも項羽と劉邦という歴史小説や漫画もなりました。
    私も大好きな漫画の一つです。

    言葉だけでなく今回の四面楚歌の話の続きの漢文は中々儚い文章も出てきます。

    この話でいつも思うのは、項羽という人は素晴らしい能力をもっていたようですが、
    それだけでは天下は取れないんだなと思います。

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