捲土重来の意味!由来はどこから?類語や使い方もチェック!

捲土重来という言葉があります。

よく、「捲土重来を期す」

といった使い方をされたりしますが、
そもそもどういう意味のことばなのでしょうか。

でも、捲土重来捲土って何?とか重来ってどういう事を言うんだろうとか、
思ったりしませんか?

言葉だけみても、意味がなかなか想像しづらいですよね。

今回はこの言葉の意味や読み方、
由来や使い方にてまとめました。

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意味

読み方

まずは、読み方からみてみましょう。
パッと見、なんて読んでいいかわからないですよね。

捲土重来の読み方は、「けんどちょうらい」もしくは「けんどじゅうらい」のどちらでも
大丈夫です。

捲土重来とは、一度失敗したが、凄い勢いで再び盛り返すこと を表しています。
捲土重来の「捲土」は、凄い勢いで土をまくりあげる様なさまを表し、、
「重来」とは、再び盛り返してくる様を表しています。
この二つの言葉を合わせて、土を捲り上げるような勢いで、再び盛り返す様となります。
どちらかというと、じわじわと盛り返すより、凄く勢いを持って盛り返してくる感じですね。
ですので、捲土重来を期すなんていう時は、ぼちぼち盛り返しますという事ではなく
「見てろよ!!ビックリするような勢いで折り返してやるからな!!」って感じのことを言います。

由来

捲土重来の由来は、杜牧『題烏江亭』の中に出てきます。

原文

題烏江亭

勝敗兵家事不期、
包羞忍恥是男児。
江東子弟多才俊、
巻土重来未可知

現代語訳

戦の勝敗は兵法家であっても、予期することはできない。
恥を堪え忍んでこそ男児というもの。
江東には優れた若者が多いのだから、
土を巻き上げるような勢いで盛り返すことができたかもしれないのに。
 
これは、項羽と劉邦の故事に由来します。
話のあらすじはこうです。

楚王項羽(こうう)と漢王劉邦(りゅうほう)は、中華の覇権をめぐって争った。四年にわたる攻防の末、項羽はついに垓下(がいか)の地で漢軍に包囲された。項羽は夜陰をついて包囲網を突破すると南へ逃れ烏江(うこう)をめざした。渡し場では烏江の亭長が船を用意して待っていた。
その時船は、一艘しかなく、そして亭長は、一旦江東に逃れ立て直すことを進言したものの しかし、項羽はこれを聞くと、
「天がわしを滅ぼそうとしているのだ。渡ることなどできようか。ましてわしはかつて江東の子弟八千名を率いて河を渡り西へ向かったというのに、一人として連れ帰ることができなかった。たとえ、子弟の家族がわしを哀れんで王として迎えてくれたとしても、どの面さげて会うことができようか。なにより、わし自身がゆるせない」
といい、亭長に感謝し、愛馬を預けた。このとき項羽の配下はわずかニ十数人。全員が馬をすて、剣を手に、再び漢軍に向かって斬り込んでいった。項羽はひとりで数百人を殺したが、自身も数十ヶ所に傷を負い、最期は自ら首を刎ねて果てた。

その時、もし項羽が立て直すことを選んだら、
と思った詩人が読んだ詩です。
この話から捲土重来の意味ができました。

使い方・類語・読み方

使い方

いずれは捲土重来を期しているのであろうが、いまはそれにそなえての雌伏期間であろう。 活動家の慎吾にとってそれはたえがたい無聊の期間だったにちがいないが、かれはこの無聊の期間を利用して、尾形静馬の墓づくりに熱中した。
横溝正史『金田一耕助ファイル08 迷路荘の惨劇 v0.9』より引用

いつかきっと捲土重来の日が来ます。
池上永一『テンペスト1 若夏の巻』より引用

日常でもよく使いますが、

  • 前期は芳しい成績ではなかったが、今期は捲土重来を期して頑張ります
  • ここから捲土重来頑張ります
  • などになります。
    「巻き返して頑張ります!!」という意味が含まれている言葉なので、
    そんなときに使うのがいいですね!

    類語・対義語

    類語

    類語には、起死回生があります。
    この言葉の意味は、死に瀕したものを再びよみがえらせることですね。
     

    対義語

    対義語は再起不能になります。
    この意味は、再び力を得て立ち上がることができないこと ですね。

    まとめ

    今回は、捲土重来について調べました。
    日常仕事をしていたりすると、中国の昔の歴史以外にも勝ち負けはつきものです。
    その時自分のプライドが、巻き返しの邪魔になることもあります。
    項羽の例もそうだったのかもしれません。
    読み方に違いがないことは、少し意外でしたね。
    反対語に再起不能がありましたが、
    ここぞというところではしっかり踏ん張って、
    再起不能にはならずに、捲土重来を期したいものですね。

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